〜ザ・モスト・リラクシング〜フィール(2000/04/12)
さて、今回はCDの紹介をさせてもらいます。
本当は、椎名林檎の「勝訴ストリップ」を紹介するつもりだったのですが、類希なる才能を世知辛い世間にあます事無く発揮する林檎姫は、気が付けば今や超が付くほどの売れっ子アーティストとなってしまい、今回のアルバムも、今まで「本能」「ギブス」「罪と罰」と発売されたシングルの購入を我慢して、モチベーションが限界まで高まったファンの為か、初回入荷は何処の店頭でも売りきれとなる大人気を博し、今更紹介するにも及ばないほど著明なものとなってしまったので、今回は「勝訴ストリップ」とほぼ同時期に発売となった、表題にもある通り、リラクゼーション音楽を満載した「feel」と言うCDを紹介する事にします。
この「feel」は、帯の文を引用して紹介させて頂くと、既存のヒーリング/リラクゼーション・ミュージックの枠を超えて、クラシックでもポップスでもない、新しい音のスタイルを表したアルバムで、心安らげるヒット曲を厳選して、日常生活のなかで様々な物に”感じる心を呼び戻す”事をテーマに制作された、コンピレーション・アルバムです。

私がこのCDを知ったのはテレビのCMで、その時はモニターを見ないでよそ事をしていたのですが、不意にTBS系ドキュメント「神々の詩」のテーマ曲が聞こえてきて、ハッとなって振り返り、そのCMが目に入るなり「買おう・・・」と思わず呟いてしまっていました。
で・そんなことを呟いておきながら、ついついその事を忘れて数日、前文で書いた椎名林檎のアルバムを買いに行った店頭で、まるで諭す様にその横に緑のジャケットを発見。

そのまま操られるように、購入してしまいました。

さて、肝心のCDの内容なのですが、収録されている曲は以下の通りです。

1. アディエマス / 世紀を越えて -NHKスペシャル「世紀を越えて」テーマ曲- 10. 坂本龍一 / ザ・シェルタリング・スカイ・テーマ(ピアノ・ヴァージョン)
-映画「ザ・シェルタリング・スカイ」挿入曲-
2. 姫神 / 神々の詩 -TBS計ドキュメント「神々の詩」テーマ曲- 11. オリガ / ポーリュシカ・ポーレ -TVドラマ「青の時代」オープニング・テーマ曲-
3. シークレット・ガーデン / 祈り 12. ザ・ニュー・ワールド・オーケストラ・フィーチャリング・マドルガダ /
マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン(オーケストラ・ヴァージョン)
4. エニグマ / リターン・トゥ・イノセンス 13. セイクリッド・スピリット / 聖なる大地の祈り
5. ウォン・ウィン・ツァン / 運命と絆 -NHKスペシャル「家族の肖像」テーマ曲- 14. マイケル・ナイマン / 楽しみを希う心(「ピアノ・レッスン」より)
-映画「ピアノ・レッスン」挿入曲-
6. フェイ・ウォン / EYES ON ME − featured in FINAL FANTASY [
-ゲームソフト「FINAL FANTASY [」CM曲-
15. エヴィア / ブシンドレ・リール
7. アンドレ・ギャニオン / 溢れる愛のなかでも 16. エリック・セラ / 前奏曲(「グラン・ブルー」より) -映画「グラン・ブルー」挿入曲-
8. 東儀秀樹 / New ASIA -NHK総合「新アジア発見」テーマ曲- 17. マドレデウス / 終焉
9. サラ・ブライトマン・フィーチャリング・アンドレア・ボチェッリ / タイム・トゥ・セイ・グッパイ
-自転車スバル・ランカスターCM曲-
18. 千住 明・フィーチャリング・ヴァイオリン・ソロ 千住真理子 / 世紀末の詩
-TVドラマ「世紀末の詩〜The Last Song」オープニング・テーマ曲-
!)ごめんなさい、見た目重視にしました↑。読みづらい時は、[Ctrl]+[A]とかで選択して、反転表示して下さい。

feelJacket2.Jpg (15168 バイト)
CDのジャケットはこんな感じ
(後ろの共演者は今回「feel」に導いてくれた「勝訴ストリップ」椎名林檎姫)

私的には、前々から欲しかった「神々の詩」が収録されている上、これと同種の曲がその他にも多々収録されているので、なかなか満足のいく品です。
有名どころでは10曲目の坂本龍一氏の曲や、12曲目のマイ・ハート・ウィル・ゴー・オン(・・・と言うか、映画「タイタニック」のテーマ曲)、面白いところで6曲目の「FINAL FANTASY[」の曲なんかも入ってますし、ざっとタイトルに目を通しただけでも、誰でも「これは聞いた覚えがある」、と言う曲が一曲は入っていそうですよね。
定価は2,600円(税込み)で、このボリュームにしてはかなり廉価だと思いますから、最近「カラオケで歌う為・・・」とか「流行の曲だから・・・」とか、ちょっと肩に力を入れて音楽を聞いてしまってる方など、息抜きのつもりでいかがですか?
きっとこのCDのテーマどおり”感じる心”を呼び戻してくれると思いますよ。


編集後記:
あああ・なんか今回は我ながら文末が気持ち悪いくらい奇麗に決まってて、オラはずかす〜・・・!
っていうか、このCD曲数多すぎ!
タイトル全部打ち込むまでに腕ツルかと思ったちゅーに!
でも、ラストに「世紀末の詩」入れてくるなんて、なかなかニクイ所があるからオーケー!!

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