■2001年 06月15日 とある某氏の記録
今年6月、インテグラオーナーが集い、有名なスピードウェイにて走行会があり、
バイト返上で喜び勇み参加しました。
唯一のDAという事もあり、DC勢に一矢酬いようと意気込んで早起き。
道中峠越えもあり、DC勢の方々はのっけからハイペース。
着く前からSタイヤを履いてる人もいました。
しかし、スペアタイヤ4っつ積んだ人に着いていくのが精一杯だったりして、
サーキット走行前に差を見せ付けられてしまう(泣)
その時はMYDAも元気に峠越えをしてくれました。
そして到着し紆余曲折を経てスタート。
自分の走ったところは、40分4000円で、タイム計測もスタートもセルフのジュニアコースでした。
最初は「速く走ろう」という気持ちでしたが、
どうも自分のDNAにはドリフトと言う項目が植え付けられているらしく、
「いかに尻を振って走るか」に変わってました。
FF乗り失格です(爆)
タコメータ8千9千を常用し、純正水温計が半分を超えた(!)のでクーリング走行を経て、
さあもう一丁と言う時に、何故かエンスト…。
沸騰しきった私の単細胞は猜疑心も持たずにエンジン再始動。
すると「カラカラ」と音がします。
全神経が凍り「時よもどれ」と発作的に思いました。
有罪確定です。
執行猶予は如何なものかとピットイン。
アイドリング中も鉄と鉄がぶつかり合う音がエンジン中央部からしてしまっており。
回転数に比例して音の間隔は狭く大きくなっていきます。
はっきり言って絶望しました。
私の初サーキット走行は15分で終結。
その後もプラグ焼けを見たり冷やしたりしましたが、解決には至らず、
夕方、帰路の方向が一緒の方々に連れ添ってもらい一路札幌へ…。
行き同様峠越えもあり、距離は200キロ以上です。
はっきり言うとその時点では絶対途中でリタイアし、
車を置いて帰宅すると思ってましたが、音意外には普通でパワーが無い訳でもなく、
意外とあっさりと札幌に着いてしまい、実はイケるんじゃないかと増長して翌日工場へ行き、
「どうですか」と聞くと「残念」と返答。
最悪です。
アメとムチと斬首です。
「ばらして直して30万」と診断。
「移植でエンジン代+7万」だとも言ってもらい、カラカラと帰宅。
エンジン探しもしつつmakotoさんの後期170PSB16Aスワップをベルノに相談するも、
「ハーネスが別物でセンサー引きなおしになるし、エアコンが動かなかったりする。」と言われる。
父上にも相談すると、別のホンダを紹介してもらい、カラカラと出向き泣きつく。
ディーラー診断では「クランク焼けつき」という告知。
そして、「クランク焼けなんてオイル不良としか考えられない。交換した所にクレームしてみては?」と、
いう心強い助言を頂きそのままカラカラとカーグッズショップへ行く。
絶対失敗は許されないクレームなので、腹を決めて挑む。
はっきり言って私の身なりはキンパツだったり長身だったり、ガラ悪いので、
この際「輩」になりきってのっけからしかめ面して「責任者出せ」と入店。
もちろんサーキット走行したなんて事は伏せて、
「おたくでオイル交換とフラッシングしたらこんな音がするようになった」と言い放ち、
事の信憑性を高めるべくディーラーの方の名刺もだす。
以前そこでドレンボルトをおしゃかにされた事があったので、それも含めて不満をぶつけました。
時折自分の拙い運転が招いたこの事態を人のせいにするのが後ろめたくなりましたが、
自己催眠をかけて乗りきりました。
途中、交渉相手の方は別室でホンダディーラーの方と電話連絡していました。
後でホンダの方に聞くとやはり責任逃れの内容だったそうです。
そしてショップの人は見積もりがで次第対処すると回答。
その場をカラカラと退散して帰宅。
その後は車をホンダに預けて代車生活が始まりました。
ジムカーナをやらせたらとっても具合のよさそうな台車トゥデイ生活の中、
黄帽とホンダディーラーとの連絡を密にとればとるほど、
黄帽のトラブルケアの拙さが見えてきました。
今自分の車の状態を知らないフリをして黄帽と接してきたのですが、
こっちから連絡しないと一切電話なしで、
保険の介在が入るというのもホンダからの言伝が無ければ知らず終いです。
保険屋が「ダメ」と言えば全額自腹であることを意味するのですが、
それは黄帽の「保証します」という口約束を白紙撤回にすろのとイコールになります
(幸いディーラー側の気遣いで保険屋が来る前にエンジンを全バラし、
オイルパンの凹みを判りづらくしてました)。
そして作業進行状態や見積り額の報告も無く、
「今直してます」と電話があった頃にはなんと車は出来上がっていたのでした。
ディーラーもとっとと出来上がらせて後から黄帽がぐずってもいいようにする意向があり、
一週間もかからずにエンジン乗せ変え終了でした。
ちなみに走行距離6万キロのエンジン代込みで20万でした。
この作業の速さは自分も意外で、マウント交換や、
TYPE−Rフライホイール流用の予定も一切潰えました
(意気揚揚とフライホイールの部品番号を書いたメモを持って出向くともう車が出来上がっており、
嬉しくも悲しい思いをしました)
余談として、見るからに玄人整備士な方々とのお話の中で、
「強化ブッシュ有害論」「機械式LSD有害論」を拝聴し、
金が無くて踏み込めない部品の数々の批判論理武装もできたりしました。
そんな偉大と思われる方々の立会いの下、記念すべきエンジン始動儀式を行いましたが、かからない…。
整備士総出で弄繰り回し、果てはレギュラーガソリンを(!)だくだく注ぎ、
至った結果がかの「リレー不良」です…。
あぁこれは自費だなと思いきや、よだれが出るほど欲しい整備解説書を見せられ、
「これだからあんたなら自分で解体屋から取ってこれるでしょ」と驚愕の言葉。
奇しくもそこから解体屋までは車で5分…。
そして必要最低限の工具を手渡され(でもsnap−on♪)、
さらには「8ピンのリレーだぞ!あぁあとここのワッシャー無くして今シビックフェリオのやつ入ってるんだけど、
これじゃまともに走らないからこれも取ってきて」と追い討ち。
「無くしてってアンタ…」とぼやきつつ、解体屋までいって砂まみれで作業し、部品調達。
楽しかったです(爆)
その日は、その後に整備士の方々の孫の話に付き合わされ、帰宅。
数日後に納車と言う運びとなりましたが、そんなことは知らずフリして期帽に電話。
担当者が休みということで代理人に書類は無いのかと聞く。
そこでは「示談書」にサインでいいと言われたが、今の今までそのような書類は提示されてません。
私も今回はエセクレームなので強くは言えません。
よって知らないフリですが、サービス会社として疑わしい対応です。
でもそこでは二度と整備してくれなくなりました(爆)
そしてディーラーには触媒レスがばれて怒られました(大爆)
The author is Mr Y.
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