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// ステンメッシュブレーキホース装着▼

さて、今回は以前のブレーキホースタイラップ巻きで、ブレーキホース強化の効能が期待できたので、 ステンメッシュブレーキホースの装着に挑戦することにしました。
作業は、今までのブレーキチューン(パッド、フルード交換)より若干難易度が高い感じですが、 気負いせずに頑張って挑戦したと思います。

今回そろえたものは、大体こんな感じ。

今回の作業に必要なのは、まず交換するブレーキホース。
自分はE−miさんの紹介で、某オークションで業者さんが出品していた、 GOODRIDGE製ステンメッシュブレーキホースを
\10,800+送料・手数料=\11,600
で購入。
それから、ホース交換後にブレーキフルードのエア抜きを行わないといけないので、 それ用の道具とフルード、それから出来れば助手が居ると楽です。
他は一般的な工具があればOK・・・と言いたいところですが、 今回の作業では、フレアナットレンチと言う専用工具が必要になります。
これはレンチの縁が切れたようになった物で、 ホームセンター等で探せば千円ちょっとで購入できます。
因みにDAで使用するのは、10ミリです。

ホースを止めているピンは、マイナスドライバーをテコにすると、簡単に外れます。

必要な物が揃ったら、早速交換作業開始。
作業は何処からと決まっている訳ではないですが、 どうせフルードのエア抜きも行うので、マスシリンダーから一番遠い、 左リアから取り掛かります。
・・・っと、その前にジャッキアップ&タイヤを取り外すのをお忘れなく(苦笑)
毎度ですが、やはりウマで確り車体を固定してからの作業をお勧めします。
それから、作業中にフルードがポタポタ垂れると思うので、 下に新聞紙等を敷いておくと、後の掃除が楽です。
で、話を作業に戻して、まずボディ側から、 早速フレアナットレンチを使ってブレーキホースを取り外します。
こんな感じでキャップを被せておきます。

DAの場合ボディ側の接合部は、 ブレーキホースがボディ側から伸びたパイプに、 丁度水道の蛇口につけられたホースのような状態で取り付けられていて、 フレアナットレンチで上部のナットを外し、 ブレーキホースの首を挟んでいるピンを抜くと、取り外す事が出来ます。
ホースを取り外すと、当然ですがブレーキフルードがポタポタと流れ出すので、 ブレーキキャリパーのブリーダバルブに取り付けられているゴムキャップを被せて下さい。
このゴムキャップは結構何処かに飛んでいって、無くなってしまっている事が多いですが、 四輪のどれか1つくらいは残っていると思うので、 作業中の車輪に無い場合は、他のところを探して見てください。
一つも残っていなかった場合は、適当に栓になるものを探してください(苦笑)

ボディ側が取り外せたら、今度はキャリパー側。
こちらは普通にボルトで固定されているだけなので、取り外すのは簡単です。
ただ、ブレーキ関係のボルトは裏側から回す事が多いので、回す方向を間違えないように注意してください。
取り外したボルトは、見れば解ると思いますが、 フルードの流れる穴の開いた特殊な物なので、決して無くさないように注意して下さい。
それからボルトといっしょにワッシャーも上下2枚取れますが、 これは新しいホースに新品が付属していると思いますので、流用はしません。

ボディ側もキャリパー側も取り外しが済んだら、ブレーキホースが取り除ける・・・と思ったのですが、 中間がブラケットで固定されているのを忘れてました(汗)、 こちらも取り外してください。
因みに、古いブレーキホースの中にはフルードが残っていますので、 ボディ等に付着しない様に気をつけてください。
もしボディに付いてしまったら、即行で洗い流してください。
自分はこのブレーキフルードを甘く見ていて、 ボディにくっきり手形を残してしまいました(涙)

ブラケットも取り外して、無事ブレーキホースが取り外せたら、 早速新品に交換です。
普通は取り外したのと逆の順に、キャリパー側から取り付けるのですが、 自分の場合は先にボディ側を取り付けて、 ブレーキホースからフルードが流れ出るまでエア抜きをしてから、 キャリパー側を取り付けました。
こうする事で、できるだけキャリパーにエアが入らないようにしようという魂胆 (「こんたん」ってこう書くんですね。。。) です。
キャリパー側を取り付けるときは、上下にワッシャーをかませる事もお忘れなく。
ボルトの締め付けトルクは、自分も整備書を所有していないのでわからないのですが、 ボディ側が1〜2kg/m、キャリパー側が2〜3kg/mくらいでしょうか?
但し、あくまで個人的な目安なので、ナメても緩んでも責任は取れません(汗)
まぁ、とりあえず軽く締め付けて、エア抜きの際に漏れるようなら増し締めする・・・、 っていうのが一番良いかもしれませんね。
それから社外のブレーキホースは純正のように上手く収まらない事があるので、 ホイール等に干渉しないように、取り回しに注意してください。
フロントの場合、ハンドルを左右に回して、 ホースに無理がかかっていないかよく確認してください。

ホースの交換が無事完了したら、エア抜き作業もお忘れなく。
四輪全て交換し終わってからでもいいですが、 それだと作業効率が悪いし、各箇所のエア抜きの成否が解らなくなるので、 一箇所一箇所、交換と同時に行ったほうがいいと思います。
そうそう、今更ですが、作業中は常にブレーキフルードの量に注意してください。
気が付いたらスッカラカンで、マスシリンダーにエアが・・・なんて事になると、一苦労です。

全ての作業が完了したら、出来るだけ安全な場所で試運転して、 異音がしないか?ブレーキフルードの量は減っていないか?等を確認してください。
当然ですが、いきなり全開走行なんてしないように、ヘタすると全壊走行になってしまいます。
なんでこんな事を言うかというと、自分がホースを交換して1週間後、 おもむろにブレーキの警告等が点灯、驚いてフルードの量を調べて見てみたら、 残り小さじ一杯だった・・・という事があったからです(悟)

さて、交換後の感想ですが、正直上に書いたように、 交換当初は漏れ有り、エア噛み有りの散々な状態だったので、 お世辞にも良い印象がありません(苦笑)
まぁホースが多少変わった程度では、そこまで劇的な変化が起こるとは思いませんが、 それでも現状(ローターとパットも変わった状態)のトータルな性能は、 確りしたタッチで、サーキット走行時のヘタリもかなり改善されたので、 とても満足しています。

そんな訳で、今回のプロジェクトはこれにて終了です。

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