Shell Window - Window Title [ MCL_20020518.doc ]

■2002年 05月18日 鈴鹿西コース走行
さて、今回はGraFEさんのお供で、 ホンダベルノ東海主催の鈴鹿サーキット 西コースの走行会に行ってきました。
参加費は、15分×30分の走行で12,000円。
作手なら2時間走れる金額でしたが、そこは世界の鈴鹿。
まさかここを自分の車で走ることができるなどは思ってもいなかったので、 財布の口も簡単に開きます。

そんな訳で、今日は走行会当日。
事前にゲームセンターのフェラーリシミュレータでしっかりコースレイアウトを把握、 そんな事をしておきながら鈴鹿への道のりは全くノーチェックでしたが(苦笑)、 どうやら国道23号線を三重県方面へ向かって走ればたどり着けそうだったので、 朝8時に地元安城を出発しました。
申込用紙によると走行開始時間は午後12時過ぎで、 鈴鹿へ行くのは今回が初めてのため、どれくらい時間がかかる解らず、 ちょっと不安だったのですが、道も空いていて、午前10時過ぎには鈴鹿の手前まで到着。
結構余裕で着きそうだったので、 途中のマクドナルドでトイレを借りるついでに朝マックをして、 それから程なくして鈴鹿サーキット周辺に無事たどり着きました。
しかし流石世界の鈴鹿・・・周辺にたどり着いたのはいいのですが、 作手などのミニサーキットと違って規模が大きいため、 あちらこちらに入り口があって、どれが自分の求める場所なのか解らず、 結局迷い込んだ遊園地の入り口?らしきところの、駐車場のおねぇさんに怪しまれつつ場所を聞いて、 ようやく西コース入り口にたどり着きました。
というか、他の入り口があれだけ解りやすいのに比べ、 西コースの入り口は教えてもらったにもかかわらず、 素通りしてしまうほどこじんまりしていて、ちょっと驚きました。

流石ホンダの走行会だけあってホンダ車が多かったですが、意外に他メーカーの車も参加されていました。

まぁ何はともあれ、無事目的地にたどり着いて、 入り口の警備員さんに走行会の申込用紙を見せて中に入ると、 途中でカートの大会か何かが行われているらしく、かなりにぎやかな感じで、 そのままそれを横目に奥まで進むと、それらしい車が集まっている場所に到着。
まだ午前11時前というのに、結構皆集まってるなぁ・・・とか思っていたら、 なんとGraFEさんまで居るじゃないですか!
開催時間には1時間以上間があるというのに、どうやら同じ遅刻魔の肩書きを持つものとして、 GraFEさんも今日は頑張ったのだな・・・とか思いつつ、 車を横に停めてにこやかに挨拶を交わそうとしたら・・・
「ハイカラさん遅い!!もう今日来ないかと思ったよ!!」
『はへ?』
と、いきなり自分の心情とは正反対に、 GraFEさんの切羽詰ったような言葉を聞いて目が点状態。
訳若布のまま数分、やっとGraFEさんと交信の同期がとれて解った事は・・・

どうやら申込用紙に書いてあった午後12時過ぎというのは、 サーキット走行開始時間であって、走行会の受付自体はもっともっと早かったらしい・・・。
その事を踏まえて今日の日程等が書かれた案内状が、 参加者各位に配布されていたらしい。
・・・
そんなの拙者もらっておらんで御座る(汗)

まぁ不幸中の幸いで、ミーティング開始ギリギリに到着できたので良かったですが、 これが何時もどおりの自分だったら完全に遅刻していたと思うので、冷や汗もの。
いそいそと受付を済ませて、ゼッケンと測定器を受け取り、 それを車に取り付ける間も無く、ミーティング。
ミーティングではコースの説明や、雑誌フリーロードの記事用の撮影をしたりして、 そのまますぐさま走行準備開始。
自分は鈴鹿&西コース初走行という事で、GraFEさんとは別のAクラスだったので、 すぐにピットに並ばないといけなかったのですが、 先の通りゼッケンや測定器すら取り付けていなかったので、 まともに準備をする暇もありませんでした。
それでも何とかGraFEさんに手伝ってもらって、ゼッケンと測定器のセット、 それから車の荷降ろしだけは完了。
できれば街のリセッティングのショックの減推力も変えたかったのですが、 そのまま押し出されるように初回15分間の走行に入りました。

しかしいざ始まってみると、急かされた割にはピット手前の坂道でかなり待たされて、 憧れの鈴鹿・・・という気持ちよりも、変に緊張したままコースイン。
それでもデグナーから立体交差を越えてヘヤピン・・・と、 今までテレビでしか見たことが無かった景色を目の当たりにするうちに、 だんだんと感動みたいなものがこみ上げてきました。
コースは、流石世界の鈴鹿というだけあって幅も広く、 西コース半分といってもかなりの長さで、 ほとんどALTしか走った事の無い自分にとっては、 何処を走って良いのかライン取りが全然つかめないまま、 最初の15分の走行はあっという間に終了。

お次はGraFEさんたちBクラスの走行だったので、 中途半端だった車の準備を万全にして、 ちょっと様子を見に行こう・・・と思っていたのですが、全然そんな余裕はなく、 Bクラスの人たちと入れ替わりでコースから出て駐車場に戻ったと思ったら、 そのままUターンして、再びピット手前の坂道に整列。
結局ドライバーの水分補給もままならないまま、再びコースインすることに。
かなりの忙しさに、ちょっとお疲れモードに入りながら、今度は30分の走行です。
先の15分の走行では、ペースカーの先導のもと、2週の完熟走行があったのですが、 今回は最初から自由走行なので、皆ガンガン飛ばして走り出します。
・・・で、自分はというと、どうにもリズムに乗れず、 ブンブン抜かれながら一人で完熟走行(苦笑)
初心者設定のAクラスとはいっても、かなりレベルにばらつきがあるようで、 絶対初心者じゃない人から、明らかに初心者な人までいて、 特に明らかに初心者の人は、周囲が見えていないようで、 ヘタに抜こうとするとぶつけられそうで怖い怖い。
しかも数周走った辺りから、右フロントのブレーキローターが熱で変形してしまったのか、 ブレーキングのたびにガタガタとステアリングに振動がくるほど震えるようになって、 怖い怖い怖い。
結局そんな中、安全マージン120%全開で走っていたのですが、 いい加減このままだと何もしないまま終わってしまうと思ったので、 安全マージンを100%くらいにして(苦笑)、ちょっと真面目に走る事にしました。
ストレートで独走のGraFEさんのフェリオ。

まず噂に名高い第1コーナー130R、ココは50メートルぐらいからブレーキングらしいのですが、 自分は完全にビビってしまって倍の100メートルぐらいからブレーキングして進入。
作手の1コーナーを逆にしたような感じでしたが、車速が全然違うし、 周囲の車が平気でここで抜いていくので、小心者の自分は縮まりまくり。
そこからアクセルオンで立ち上がって、ショートカットで西コースに入るコーナーは、 車速が乗った状態から一気に進入するで、確りブレーキングしないと、 簡単にオーバーランしてしまいそうで、 実際自分が走ってる時間にも1・2台そうなっている車がいました。
コレを越えて少し左に曲がりながら進むと現れるのが、デグナー。
直角に2回右に曲がるのですが、コース幅が広いので、 ラインとしては作手の1〜2コーナーの間隔を長くした感じ。
特に2つ目のコーナーはバンクになっていて、正にそっくりな印象を受けました。
デグナーを越えると、すぐさま絶景の立体交差をくぐり、ゆるい右コーナーを越えてヘヤピン。
かなり車速が出ているところからいきなりのUターンで、 本当なら手前で4速に入るのですが、安全マージン100%の自分は、 3速を引きずったまま2速に落として進入。
ヘヤピンの後は緩やかな右曲がりの長いコースが続き、 ここはかなり車速が出るのですが、自分は140キロを越えた辺りから車体がブルブル震える感じがして、 全然アクセルを踏んでいけず、ダメダメでした。
この高速コーナーの後は、最終コーナとなるスプーン。
しかしここも車速がのっている上に、アプローチまでに距離があるので、 ブレーキのポイントが掴めず、更に1回のブレーキで入るのか2回に分けて入るのか解らず、 全然まとめる事が出来ませんでした。
こんな状態で、お世辞にもまともとは言えないまま走り続けていたのですが、 ALT育ちの自分は高速サーキットには全く免疫が無いため、 終了時間を待たずしてお腹いっぱいになり、 ピットに逃げ込もうとしたところでタイミングよくチェッカーが振られて、 走行終了となりました。

この後、Bクラスの走行を終えたGraFEさんと昼食をとりながら反省会。
日が暮れてきたところで、 そういえば前々から話していたモーターランド鈴鹿が近場にあることを思い出して、 あの手この手で何とか場所を突き止めてたどり着き、 満足した所で帰路につきました(苦笑)

さて、西コースをざっと走った感想ですが、正直自分にはまだ早いと思いました。
部分的にはなかなかいい感じにも思えるのですが、 全体としては、やっぱりそのスケールに押されてまともに走れません。
もっと走り込んで、サーキットという環境になれないとダメな気がしました。
因みに結果は、 タイム 2'00.385で参加台数76台中66位という散々なものでした(泣)
まぁ、色々とマイナス要因もありましたが、 根本的に腕と肝が足りないところがほとんどなので、また修行のしなおしですね。

Pull The Side Brake!→← Go Back On The Previous Page.
|×|□|