■2000年 03月05日 ノークラッチシフト!
この間、お世話になってる豊橋の同じDA6オーナーのtakさんの助手席に乗せてもらったときに、
なんと幻のアレを見せてもらいました。
ノークラッチシフト…。
ああ、なんと神々しい響きでしょう。
マニュアルトランスミッションの道に踏み入った者誰もが夢見る、
シフト操作のトップクラステクニック…とまで言うと言い過ぎかもしれませんが、
自分的にはそういう存在の、クラッチを一切使わずにシフト操作を行う技。
そのノークラッチシフトをtakさんは習得し、
なんと光栄なことに、それを助手席で見ることが出来たのです。
最初にtakさんに
「ノークラッチシフトを使えるようになったんですよ。」
と聞かされたときは、かなりの疑いの念にとらわれましたが
「見ててください」
といいつつ、おもむろに左足を手前に寄せて、
そのまま何の違和感も無くスコスコトとシフトチェンジされたときには、感動で思わず声が出ました。
「1-2-3-4までで、5はちょっと出来ませんけどね。」
といいつつも、takさんは正にノークラッチシフトを習得されていて、それを眼前に見せられた自分は、
今までの「ノークラッチシフトなんて、出来る訳ないじゃん〜♪」という思いを一蹴されました。
これは練習して、自分も習得する他ない!!
そんな訳で、takさんにノークラッチシフトを見せてもらったその日から、早速特訓に入りました。
とはいっても、今まで当たり前のようにクラッチを踏んできたので、
まず左足を動かさずにシフトチェンジする事に、体がかなり違和感を訴え、
同時に頭でも
『やっぱり無理だよ〜』
と言う弱音が吐き出されるので、出だしから苦戦。
それでもそんな思いを振り払って、とりあえず一番操作が楽な3-4で練習を開始すると…。
『おお!出来た!出来た!』
かなり違和感をまといながらも、何とか成功。
『これは…面白い!』
目の前でtakさんに見せられたときの感動も去る事ながら、
実際自分でこなしてみる、これが癖になりそうに面白いのです。
いつもならお供の左足をセッセと動かして行わなければならない作業が、
左手一本で出来てしまうし、なによりこのハラハラしながらシフト操作して、
成功した瞬間の気持ち良さがなんともいえません。
コツとしては、普通のシフト操作からそのままクラッチ部分を差し引く感じで
アクセルOFF
↓
ギアを抜く(クラッチがあるときより少し強目)
↓
次ギアのゲート手前で待つ(軽くシフトを押し付ける感じ)
↓
回転が合ってギアが入る
といった感じで出来るようです。
『これは案外簡単にできそうじゃん♪』
と・調子にのって再度挑戦すると。
ガリガリ!!
やっぱりやってしまいました…(泣)
当然のことですが、ノークラッチシフトは
仲介役のクラッチを一切使わずにシフト操作をするので、
回転数が合っていない状態で行うと、ミッションの悲鳴と共に弾かれます。
それでもめげないで頑張って練習してみた結果、
今のところ3-4-5は何とか7割程の成功率を確保できるまでになりましたが、
1-2-3は、怖くてまだ練習をしていない状態です。
流石に一歩間違えるとミッションを傷つける操作なだけに、
なかなか思い切ってできませんが、
なんとかtakさんのように上手に出来るようになるまで、
頑張って練習を続けたいと思います。
追記(00/08/15):
現時点で、2-3-4-5まで習得済み。
1速難しい〜!!
追記(01/10/25):
知らない間に1-2-3-4-5のノークラッチシフトアップを制覇。
ノークラッチシフトアップの方も5-4-3までは取得したので、アップ・ダウン両制覇までもう少し。
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