■11998年 11月06日(金) パンク初体験
電車の定期更新のために、夜中9時ごろにMyインテで最寄りの駅まで出向くことにしました。
で・今まで話しには出しませんでしたが、実は自分の家はちょっと入り組んだ所にあるため、
毎回車を出すのにちょい苦労をするのです。
その苦労の中でも、最大の難所なのが家からバックで道へ出た後、
初めて前進で進入する、道幅2M以下の直線・・・別名「奥の細道」。
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これが「奥の細道」。
なんだ、全然たいした事無いじゃん、と思う事なかれ、
入り口は大きく見えても、後半で石垣と塀に両側を挟まれて、
なかなかの難所なので御座います。
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軽自動車程度のサイズの車ならばそれほど問題なく通過できるのですが、
これが普通自動車となるとさすがに狭くて、通るのが大変です。
それでも地元の人間を代表としたツワモノたちは、
この難関を馴れた手つきでクリアーしていきます。
もちろん自分も免許をとって1年間、絶えずこの「奥の細道」を相手にしてきた訳ですから、
それなりに(とはいっても、通過する時はミラーを折りますが・・・)こなす事ができます。
が・今日はちょいミスりました。
エアコンの風向がうまく合わずに、風がもろに顔にあたるポジションのままで車を運転したためか、
ハンドリングに集中できず、右前輪をブロックにぶつけてしまったのです。
ヒットした瞬間は、
「グァッコン!!!」と、
豪い音が車内に響き、一瞬一年前のレビンの惨劇がフラッシュバックしました。
で、焦ってすぐに車体をチェックしたのですが、これと言って外傷は見当らず、
車もチャンと走ります。
「ふぅ〜、良かった・・・。」
と・安堵して、再び駅へ向かいMyインテを走らせてからわずか数分後、
「ゴーゴー」っという不愉快な音が車内に響き出しました。
「なんだ?今日はやけにロードノイズが酷いなぁ・・・」
などとのんきな事を思ったのは数秒、車体が見る見る斜めに傾き、
ハンドルを切るのも間々なら無くなり、ようやくパンクを自覚。
すぐさま車を脇道に入れて、
停車・・・もうこの時点で明らかに右前輪のタイヤが萎んでしまっていたので、
トランクから工具を取り出して、そそくさとスペアへの交換を開始しました。
「もう、信じられねぇ〜よ・・・!なんで花金の夜にパンクなんかするんだよ〜!」
などと愚痴りながら作業をしていたのですが、だんだんとその愚痴が減ってきました。
タイヤを固定しているナットが異常に硬くて、手持ちのレンチではビクともしないんです。
仕方ないので、幸い近場(距離にして約100Mくらい)にあったスタンドまで、
Myインテに鞭を打って連れて行きました。
スタンドに到着して、目に付いた年配のおじさんに声も掛けます。
「済みません、パンクしちゃって・・・タイヤを交換しようと思ったら、
車載の工具じゃ上手く外れなくて、手伝ったもらえますか?」
「あ!?何!?あんたの車に積んであるもんで外れんものが、どうしてウチので外れるんだ!?
だいたい、パンクしたらその時点で道の真ん中だろうと車止めなあかんだろうが!!」
いきなりの怒鳴り&説教に絶句・・・自分の中には「スタンドの人はとても親切」というイメージがあったので、
なお更言葉を失いました。
とはいっても、結構意地っ張りの自分としては、それでそのまま引き下がる訳には行きません。
と言うより、完全にエアの抜けきったタイヤでは引き下がる事も出来ません。
そういう訳でそのままその場に居座って、
トランクから再び工具とスペアタイヤを取り出して作業を再開しました。
30分ほどして、腰を痛め、手の感覚が麻痺する頃に何とかナットが一個はずれ、
続いて残りの3つに取り掛かろうとした所で、
さっきの店員のおじちゃんがようやく痺れを切らして声を掛けてきました。
「兄ちゃん大丈夫か?外れるか?」
と・何故かさっきとは打って変わって優しい応対のおじちゃんに対し、
「しめた!」と心でガッツポーズを取りながら、
すぐに「頑張ったんだけど駄目・・・たすけて。」の意志表現を全身でフル出力します。
「しかたないなぁ・・・おじちゃんが手を出すと金がかかるけど、いいか?」
「くっ・・・シタタカ」と内心思いつつも、
現状脱出をするには、ケチケチしてられないということで、素直に「はい。」と返事をします。
でも、もちろんおじちゃんが手を出すだけで、
Myインテのクソ固く閉められたナットが外れる訳がありません。
そこで登場したのが、クロスレンチとそのパワーアップユニット、鉄パイプ。
「そうそれ!そういうのが欲しかったのよ!」と心で拍手喝采を贈っていると、
偶然にもスタンドに来客。
「あかん、兄ちゃんちょっと手はなすぞ。」
と、おじちゃんは工具をその場に置き、接客に向かいます。
ラッキー!すぐさまおじちゃんが持ってきた工具を手にして、
レースのピットクルーのように迅速に作業に取り掛かります。
いや・らくちんらくちん!さっきまで30センチくらいのL型レンチで作業していた自分にしてみれば、
鉄パイプなんて使わないでも、クロスレンチだけで十分簡単にナットが外せました。
おかげでおじちゃんが戻ってくる頃には、4つのナット全部を取り外せ、
ジャッキアップして、タイヤを交換するだけにまでこぎつけました。
「どうだぁ〜、これで工賃付けづらくなっただろぅ?」と心でふんぞり返りながら、
戻ってきたおじちゃんに
「ありがとうございます、レンチ貸して頂いたおかげで簡単にはずせました。」
と、頭を下げます。
まぁ、ナットが外せたら後はとんとん拍子で、
店員のおじさんも、閉店間際でとっととヤッカイ払いしたかったのか、
スペアの空気圧の補充までやってくれる親切さで、作業はあっという間に終了。
工賃についても、「ほとんど自分でやったんだから、道具代くらいでいいよな・・・」と考えつつ、
一応財布を持って払うそぶりはしましたが
「ああいいよ、今回はサービスしとく。」
との、おじちゃんの言葉でそく解決。
でもまぁ、正直色々と世話してもらって感謝はしていたし、
自分も紳士ドライバーを目指すものとして、それなりの礼をするべきだろうと言う事で、
ハイオク26.3lを購入して、一礼した後、店を後にしました。
それにしても、スペアタイヤの貧相な事と言ったらこの上ありません。
ハンドルはまともに切れないし、普通に進んでいても不穏な音が車内に聞こえるので、
家に辿り着くまでの数百メートルの距離が、不安でしょうがなかったです。
と・ここで一つ自分自身に物言いを付けます。
操舵・駆動、共にフロントに集中しているFFで、スペアタイヤを前輪に付けるの事態が愚行である!
良く考えたら気が付く事なんですけどね、
まぁ、今回の事件でそれを認識できたということで、良しとしておきます。
さて、実はこのパンクを機会に、Myインテをインチアップさせる計画が、
急遽実行に移される事になりました。
どうせタイヤ換えるなら、いつか交換する予定のホイールごと総とっ換えしたほうが、
能率が良いだろう・・・と言うことなのですが、その詳細については、
また後程「Dybe-R」の方で取り上げたいと思います。
とりあえず今日は、定期の更新も出来ず、
ただタイヤをパンクさて帰ってきた自分に自己嫌悪しながら寝ます。
■1998年 11月13日(金) 初ドリフト&ゼロヨン観戦
その日のお昼、いつのまにか習慣になったカー・スクウェア(車系のチャット)で雑談をしていると、
ガチャさんから、その日の夜に走り屋さん達が集まる場所へいくお誘いを受け、
このチャットに参加するようになってから、
色々と本格的な走りに付いて興味を持つようになっていた自分は、
それに二言返事でOKしました。
その日の夜に9時過ぎくらいにガチャさんから電話があり、11時に地元の駅前で待ち合わせ、
ガチャさんのお連れさんが遅れる等の多少のアクシデントを踏まえて、
目的地へ向かって、
シルエイティー(ガチャさん)−インテグラ(ワシ)−S14丸めシルビア(ガチャさんのおツレさん)、
のフォーメーションで出発する事になりました。
少し走ってすぐ気が付いたのですが、ガチャさんのペースの速い事速い事・・・、
一度走り出したらほぼ確実に制限速度の倍まで加速するので、
ついていくのが大変でした(笑)
でも、おかげで初めてMyインテでの長時間の高速運転が体験でき、
今まで気が付きにくかった愛車の色々な事が解ったので良かったです。
さて、そんな訳ですから、あっという間に目的地に到着したのですが、
到着と同時にまず驚いたのが、
あれほど広い道路がまるで廃虚のように永遠と続いていることです。
昼間、運送車が走行するための湾岸道路らしいのですが、
地元じゃとてもお目にかかれないステージです。
確かにあれほどのものがあれば、いやでも走りたくなるのが車好きの心情ですね、
自分自身もあの場にいる間、ドライバースピリットってやつがうずうずするのを感じました(笑)
でも、本当に驚いたのはメインの会場に着いた時・・・
想像も付かないスピードで平走しながら加速する車や、
角を曲がった瞬間に、首都の路駐渋滞のようなすがたをあらわす道路と、
その先で繰り広げられるドリフトパフォーマンス・・・・・
まさに絶句、別世界というものを感じました。
今まで漫画やテレビの中の世界だったものを、
現実のものとして初めて見たのですから、その衝撃はすごかったですね。
これからの自分の走りに対する姿勢を改めて方向づける、
とても良い経験が出来たと思います。
で・そうとギャラリーをしている間に、時間も頃合いになったので、
再び来た時と同じフォーメーションを組み、
途中でラーメン屋によって雑談などを交えたり、
眠気で不安定になるガチャさんのテールに冷や冷やしたりなどして、
無事地元へと帰宅しました(笑)。
まぁ、なにはともあれ、
今回は本当に色々と貴重な体験をさせて頂き感謝感激、
ガチャさん本当にありがとうございました。
■1998年 11月14日(土) 初峠・三ヶ根山
その日の深夜、地元のツレからICQで「ラーメンを食べたい」という要望がはいりました。
先日お話したとおり、自分は昨日のドリフト&ゼロヨン観戦の帰りにラーメンを食べているので、
当然、拒絶したつもりだったのですが、
何処をどう転がしたのか、
気が付いたら深夜2時過ぎにツレ2人を(悲しいかな2人とも野郎・・・。)Myインテに乗せて、
国道沿いのラーメン屋さんまで走ってました。
ラーメンを食べてこのまま解散するのも物足りなかったので、
近くのゲームセンターでしばらく遊ぶことにしました(ツレの片方がカラオケ嫌いで、他に何も出来ないので)。
そうそう、ゲームセンターまでの道のりの中で少々訳の分からん要望が出ましたが、
あまりに衝動的で理不尽なものだったのでその場で却下、聞き流しました。
で・色々と遊びほうけてる間に深夜4時を回り、
いいかげん飽きたし少々眠くもなってきたので、そろそろ撤収という事になった頃、
またその要望が浮かび上がってきました。
「どこか遠くにドライブに行きたい・・・」
ふざけちょります、何を好き好んでそんな夜中から野郎3人でドライブになんか行けるでしょうか、
・・・っていうか、行かさせないでくれって感じです(苦笑)
などと思っていながら、何故か話しは進行・・・・・
カラオケ駄目ツレ:「どこか、夜景とか朝日が見える所ないか?」
被害者自分様 :「なんで、野郎3人でそんなもん見んとあかんんのじゃ!」
ラーメン要望ツレ:「ん〜、でもこの辺だと三ヶ根(地元で一番近い山)くらいしかないんじゃないの?」
カラオケ駄目ツレ:「ああ、あそこかぁ。」
被害者自分様 :「・・・・・三ヶ根」
あきまへんね・・・体は疲れているのに、
自分の中に居る「運転依存症」はバリバリの元気君のようです。
三ヶ根=峠=ワインディングロード=楽しそう=「じゃ、三ヶ根に行こうか!」
という訳で、Myインテと初・峠と相成りました(爆)
とは言っても、今回はあくまで観光目的なので、
セーフティーに行きます、行くつもりだったのですが・・・・・、
山道って運転大変ですね!?今まで下界の甘ちゃんな公道を走ってきた自分には、
あのウネウネ曲がりくねって道を普通に走るのもままなりませんでした。
更に途中でモロそれ系のMR-2にぼられたりして、
最高に面白かったです(冗談抜きで、本人は楽しんでました)
もちろん当初の目的の夜景と朝日も時間帯がちょうど良かったのか、
両方しっかり見る事ができ、早朝7時くらいに下山、
「だうん・ひる」って言うのを堪納(苦悩?)して帰ってきました。
しかし、地元にあんなに面白いステージがあるなんて知りませんでした。
一緒に行ったツレは「何が面白いの?」と言ってましたが、
自分としてはたまりませんね、あれは本当に癖になりそうです。
来週あたり、また行ってこようかなぁ・・・・・(笑)
■1998年 11月21日(土) 峠・三ヶ根山へ・・・
そんな訳で、また行ってきました・・・またも野郎三人で(苦笑)。
■1998年 11月29日(日) Myインテ、初の車検へ
色々悩んだ末に、何時もお世話になっている例の自動車屋さんにMyインテを車検にだしました。
おかげで今日から一週間車の無い生活です・・・・・我慢せねば。
あ・そう言えばお店閉まってから乗り捨てるように車預けちゃったけど、
お金とか、手続きとか大丈夫かなぁ・・・・・また、車屋さんに迷惑を掛けそう(汗)
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