Shell Window - Window Title [ MCL_1998-09.doc ]

■1998年 09月12日(日) 中途半端な洗車に御用心
午後、何の前触れも無く、例の「サイノス」オーナーのツレから電話がありました。
内容は
「洗車がしたいから付き合え。」
だそうです。
Myインテはこの間、ハッチバックのダンパーの交換の時に洗ったばっかりだったのですが、 そう言えばここの所、洗車場を使った本格的な入浴はさせてやっていなかったので、 ちょうど良い機会だと思って、付き合う事にしました。
洗車前に道具が揃えたいというツレの意見から、 近場のカーショップで落ち合う事に決定。
定刻どうり、 約束の時間を30分ほどオーバーして到着(自分の遅刻癖は公然衆知のもの)した自分に、 ブーイングをなげるツレをよそ目に店内を物色していると、 久々の見っけ物、探していた丸型のバックアップランプを発見しました。
「うぉ!良いじゃんこれ!衝動買いしようかなぁ。」
と思って値札を見ると、\5,500の文字・・・高い・・・却下。
で・そうこうしている間に、 どこかに行っていたツレれが買い物袋を下げて帰ってきました。
何でもウィンドウの汚れがひどいとかで、それ系の洗剤などを揃えたようです。
自分は特別必用な物も無かったので、何も買わずにそのまま店を出て、 二人で洗車場に直行。
洗車場は、日曜日の晴れた午後とあって混んでましたが、 何とかお互いにスペースを確保して、作業を開始します。
今回は久々の洗車場だったので、 マットを洗ったり(これは洗浄機の時間を珍しくツレが譲ってくれた)、 エンジンルームの中をちょこちょこと拭いたりしました。
更にウィンドウの汚れが気になるというツレにつられて、 ウィンドウも拭きます。
が・その頃にはもう日も暮れかけて、未使用のタオルも無くなっていたので、 適当に拭き取って終わらせました。
作業終了後、地元のツレをもう一人呼んで(「カレン」オーナー)、 夕食がてら飲み屋で食事をしたり(少なくとも自分は飲酒運転していません)、 ゲームセンターで遊んだりしました。
で・その際に移動に使っていた、連れのサイノスのウィンドウの汚れが、 前にも増して酷くなっているのを発見。
どうも仕上げの拭き取りが甘かったようで、 対向車のランプが全てハイビームに見えるほどのギラつき様でした。
「うわ!最悪やこの車!!」
などと馬鹿にしていた自分でしたが、 帰りにMyインテのウィンドウが、 まだ残暑厳しい夜だと言うのに、真っ白に曇っているのを見て、沈黙。
・・・・・・・・・・今回の教訓「何事も中途半端は良くない。」
さ、明日またウィンドウを拭き直さなければ。

■1998年 09月13日(日) 良い人良いお店。
今日は特としてやる事も無く、一日ボケーっとしているつもりでしたが、 年末にやってくるMyインテの保険&車検代用の貯金がどれほど貯まっているのか気になったので、 午後3時過ぎあたりに、ふらっと銀行まで残高の確認をしに行きました。
もちろんその前に、昨日のウィンドウ拭きの仕事も忘れずにちゃんとやります。
貯金の方はまずまず目的の額は貯まりつつあり、この調子で行けば、 ロイヤルクラスの車検をMyインテに受けさせてやれそうです。
さて、せっかく車を出したのに、銀行までのたかだか30分程度の運転で、 自分が満足するわけありません。
ふと思い立ったのは、昨日見つけたバックアップランプの事。
やっぱり欲しい・・・・・。
そこで買い物の基本「欲しい物を見つけたら、まず他のところでも探してみろ。」 の行動をとる事にしました。
最初の目的地は、以前ホイールアライメントの件でお世話になった、 国道沿いのお店です。
・・・・・・・・・・・駄目です、見つかりません。
まぁ、このお店にも今まで何度か探しに来ている物なので、 無いのは解っていましたから、 そのままついでに色々と物色したあと、別のお店に向かう事にします。
お店を出て、駐車場に停めておいたMyインテに乗り込もうと思った時でした。
そのお店の中古車販売コーナー(ここは中古車もやってる)に、 黒の同胞DAインテがいるのを発見。
なかなか自分以外のDAをじっくり見る機械など無いので (DA自体はよく見ますが、他人様の車をじっくり見るわけにはいかないですから)、 早速、誘われるように寄って行きます。
型はZxiのAT、これといった装備も無いようで、値段は19万・・・・・・・。
「随分と相場が下がったなぁ・・・・・。」
などと発売から十年を迎えようとする老年の優者の姿を前に、 感慨にふけていると、横から不意に人の気配。
「いらっしゃいませ、何かお探しでしたか?」
ぐわちゃ〜、お決まり文句だ、どうやらあんまり真剣に見ていたから、 購入希望者と間違われたらしい(あれだけじろじろ見れば当然か・・・。)。
横に振り替えると、 自分と大して年端の離れていない男の店員さんが、 にこやかな笑顔で立っていらっしゃいました。
「あ・いえ、同じ車に乗っているもんだから、ちょっと気になって見てただけです。」
と、とりあえず弁明。
「あ・そうなんですか、今この型のお車に乗ってらっしゃるんですか?」
「ええ、あそこの駐車場に停めてある、赤いやつですけどね。」
「へぇ、やっぱりHONDAっていいですよねぇ、一度はまったら抜け出せないって言うか。」
「そうですねぇ、V-TECを知っちゃうと、もうこれしかないって感じになりますねぇ。」
「うちのスタッフの人なんか、NSXに乗ってる人いるんですよ。」
「ああ、知ってます。良く駐車所で見ます。」
ありゃ?何か会話がはずんでる・・・ 絶対その場で「そうですか」「そうなんです」って言って終わりだと思ったのに。
なんか知らないうちに会話がHONDAの賛同意見になり、 その後車のメンテナンスやチューニングの話等などで盛り上がります。
で・色々話しているうちに、Myインテのシフトの入りが悪いって話題に・・・・・
「やっぱりMTをオーバーホールした方が良いんですかねぇ・・・・・?」
「そうですねぇ・・・なんでしたら、一度うちで見てもらったらどうですか?」
「あ・お願いできます?」
「ええ。じゃあ、車検コーナーの受付に言ってみてくださいよ。」
そういう訳で、ひょんな事から車検コーナーの受付の店員さんに話を付け、 Myインテを診てもらう事になりました。
「クラッチだね。」
「クラッチですか?」
「オイルが純正で普通に乗ってるなら、 この車で早々MTがいかれちゃうって事はそうないでね、 クラッチが確り切れなくなってるんだわ。」
「そうですか、クラッチが。」
「他はなかなか確りしてるよ、漏れも無いし、 エンジンもやっぱりこの型に乗ってるやつは、皆こまめに奇麗にしてるわ。」
「はは、せめて見た目くらいは奇麗にしてあげてないと可哀相なもんで。」
「まぁ、気長に付き合ってあげてよ、 しっかり乗ってやれば、10や20(万キロメートル)は走れる車なんだからさ。」
「ええ、そうします。」
・・・・・正直驚きました、 ここまで丁寧にしてもらえるとは思わなかったので(もちろんタダで)。
整備士さんの話を聞いていて、 このお店の人たち本当に車が好きなんだな・・・とひいひしと感じました。
おかげで色々と勉強にもなり、思わぬところで得をした感じです。
改めて見てみると良いお店だなぁ・・・車検このお店に頼もうかなぁ・・・。
などと思いながら、その日はMyインテと良い気分で帰宅しました。
・・・・・あ!そうそう、最初の目的はバックアップランプでしたね。
結局何処にも見当たらなかったので、昨日見つけたお店に行きました。
で、値札\5,500の品が
「こちらのミスで・・・\8,800になります。」
と言う事で、再却下・・・・・・・落ちが付きましたか?

Pull The Side Brake!→← Go Back On The Previous Page.
|×|□|