■1998年01月 気が付くと君が僕の心の中に。
「欲しい車? インテグラ。」
何時からでしょう・・・?何の疑問も無しにそう答えるようになったのは。
気が付くと彼は自分の心の中にいたんです、そう・・・まるで当たり前のように。
「事故の相手」=「ステップワゴン」=「ホンダ車」=「嫌いな車」
この方程式を無視して、何故そこまで思い込んだのか?今でも理由が分かりません・・・。
でもそれに気づいたときには、彼はもう自分にとって無くてはならない存在でした。
中古車情報誌を見るとき、真っ先に彼を捜しました。
町角で彼の姿を見掛けると、その日一日が幸せでした。
授業中、ふと気が付くとノートの片隅に彼の似顔絵を書いていました。
そりて、もう迷う理由などありませんでした。
4ヶ月の月日をかけて取り戻したドライバーズスピリットと、お財布の中身を託すのは彼、「DA インテグラ」しかないと!!
■1998年 01月31日(土) 何でもいいぃ!インテグラに乗りたいぃ!!
就職等で慌ただしかった身辺がようやく一通り片付いたので、学校の休暇を利用して、ツレ(ホームセンターで待ち合わせするはずだった相手の一人)の愛車のサイノスで、ついに中古車屋を回る事になりました。
欲しい車はもちろんインテ、まずは前もって情報誌で調べておいた国道1号線沿いの店で、19万のATインテZxiをターゲットに出発。
店に着くと、早速店長らしい人を捕まえて、「雑誌に載ってた黒のインテグラって在ります?」と交渉を開始しようとしたところ、「ああ、あれか・・・、あれはこの間広告に5万で出したら即行で売れちゃったんですわ。」
とのお返事「え!?マジ?あのインテ5万で!?」と、さすがにその時は取り乱しましたが、何とか自分を落ち着けて「もしまたインテ入るようなら連絡下さい。」と条件を告げ、あとはせっかく来たから・・・
と、86レビンとCR−X(EF)のシートに座るだけ座ってその店を後にしました。
で、第一ターゲットがオジャンになったので、次は何処に行こうかと考えた末、明らかに「怪しい」系の格安カーショプ「マ○オン」に決定。
とりあえず、インテを探して店の展示車を一通り見回しましたが、見つからなかったので「旧プレリューもいいなぁ・・・」などと浮気心を弾ませていると、遅ればせながらに店員さんが「何かお探しですか?」と、
決まり文句を投げてきたので「MTのDAインテグラが、30万前後で欲しい。」と間髪入れずに回答、店員さんは難しい顔のまま「他の店を探してみます・・・。」と事務所に走っていきました。
20分ほど待たされたでしょか?「やっぱりだめかな・・・」とあきらめて帰ろうとしたところ「ありましたよ!」と言いながら店員さんが戻ってくるではないですか、「え!あったの!?」とあっけに取られて
聞き直すと「私はあんまり詳しくないんですけどXsiってグレードの色はワインレッドらしいんですけど。」とのこと、大衝動・・・・・数分後には契約書にサインしてました。
今考えても無謀でしたね、一度も乗ったことも見たこともない車で、しかも契約書書くときに「もうこれ書いたら、キャンセルできませんから。」とまで言う怪しいお店で、自分は彼「DA6 インテグラXsi」の購入を
決定してしまったのでした。
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